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料理&パン・お菓子作りが趣味です☆
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フランス人アーティストのニキ.ド.サンファルの展覧会に行って来ました。彼女のことはテレビで偶然知ったのですが、パワフルな作品に圧倒されました…実物はどんなに迫力があるだろう?と期待して。やはり、すごい迫力でしたよ!

晩年、カラフルなポップアートみたいに楽しい作品が多くなりますが、そこに至るまでは様々な葛藤、苦しみがあったのだとか。父親から受けた性的虐待がその後の人生にも大きく影を落とします。魂の殺人ともいわれるこうした経験は作品にも表れる。石膏で作ったオブジェの前に絵の具を入れた缶をぶら下げ、銃で撃ち抜いて色をつける射撃絵画。そしてうつろな目のグロテスクな地母神の像をこれでもかと作り続けます。この攻撃的、破壊的なアートは、彼女が奪われた真の女性性を取り戻す儀式になっていたのだろうなと感じました。

そして友人が出産したのを機に何かがふっきれ、つきぬけたように明るい作品へと変わっていきます。それがこの「ナナ」シリーズ。

(⬆真っ赤な額縁に入れた「泉のナナ」です)

ナナとは娘たちという意味だそうです。自由に飛んだり跳ねたり、逆立ちしたり。これを見て思ったのは、縄文時代の土偶とか、原始時代の女神みたいだということです。体型もぽっちゃりどころか豊満すぎるくらいで(^o^)。当然ながらダイエットとかまったく気にしてなくて、カラフルな水着が素敵です。女性的なるものすべてがここに表現されています。でも、いわゆる聖母マリアみたいなものではなく、未熟な人間の弱さを知っている母なるものが「ナナ」なのです。だからこそ魅力的に映るのでしょうか。

私のなかのナナは、どれだけ自由なのだろうか。みんなの中にいるナナは?いまだ、自由にはなりきれていないかもしれません。心の底で眠っているすべてのナナが目覚めたら、この世は歓喜に満ちた世界になるに違いありません。

⬆ポストカード色々頂きました(^o^)
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