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料理&パン・お菓子作りが趣味です☆
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夏休み、クロネコヤマトの元会長、小倉昌男さんのことを書いた「祈りと経営」という本を読みました。もっと早く読めばよかったかな(°▽°)?

小倉さんは、「宅急便」というサービスを初めて作った人。今では当たり前のように生活に溶け込んでいますが、始める時は社内で反対されたり、お役所の様々な規制と闘ったりと、大変だったそうです。その情熱に圧倒された…
でもそれとは反対に「私ほど気の弱い人間はいない」と言っていて、実際に家庭でも威厳ある父親にはなれなかったとか…。また若い頃に大病も患い、体もあまり丈夫ではなかったみたい。写真を見ても優しそうな感じの方です。だからとてもギャップを感じていました。でも、読み進むうちに、バラバラだった点がひとつの線に見えてきました。

この本のなかで、小倉さんが私財40億円を投じて福祉財団を設立した、本当の理由が明らかにされています。全国にスワンベーカリーというパン屋さんを作って障害のある人達が働ける場を作りました。しかも低賃金ではなくちゃんと適正なお給料を払って。生前、財団設立のはっきりした動機を語ることがなく、親しい人も知らなかった話。それは……。気になるかたはぜひこの本を読んでみて下さい!

ところで小倉さんはクリスチャンだったのですが、彼が洗礼を受けたときにもらった名前は「フランシスコ、アシジ」というものでイタリアの聖人「アッシジのフランチェスコ」に由来するそうです。お金持ちの家に生まれたけど、必要以上に持たず清貧に生きた人だったそうです。そして正しいと思うことをみんなに伝えていたとか…。小倉さんに似ているのかもしれません。現代のフランチェスコはクロネコヤマトの社長になって日本に現れたのだろうか……?と思ってしまいました。

でも、こんな風に言われることを彼は望んでいないかも…。なぜならいちばん救済を求めていたのは小倉さんだったと思えてならないからです。私生活でもご苦労されたようで、辛いことが多い人生だったんだろうな…と読んでいて思いました。可愛いお孫さんに囲まれて暮らしたこととか、幸せなこともたくさんあったと思うのですが。多忙でも朝早く起きて毎日教会に行っていたというから、心の拠り所は信仰にあったのでしょう。

ご自身も救いを求めていた(と思う)のに、その人生がたくさんの人の生活を便利にしたり、自立が難しい人達を助けることにもなったんだ…と思うと不思議な気持ちになりますが、みんなから尊敬されてきたのは人に対する優しさを持っていたからなのでしょう。大会社の社長でありながら、いちばん弱い立場を理解できる人だったから、神様に導かれた人生だったのかもしれませんね。

私はクリスチャンではないけれど、とても感銘を受けました。小倉さんが書いた本もあるので読んでみたい!
今日もおつきあい下さりありがとうございました(^o^)
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