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料理&パン・お菓子作りが趣味です☆
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先週からBS-NHKでドラマ「大地の子」を放送しているので見ています。中国残留孤児の物語なのは知っていましたが、原作は読んだことがありませんでした。ドラマも初めてなのですが、初回から泣けて泣けて‼目が離せません。毎週土曜日に1話ずつ放送するので、この1週間を待つのが長い…

私が子供の頃、残留孤児の肉親探しがテレビで盛んに伝えられていました。その当時は事情がわかってなかったのですが…。やっとのことで帰国出来ても、言葉の問題や仕事などがうまくいかず、けっして幸福なことばかりではなかったと聞きます。「日本人なのに日本語も話せないのか」と非難されたり……そういえば戦後は被爆者差別とかもあったし、3.11の時も福島県民が酷いこと言われたりといったことがありました。被害者なのに。日本人どうしでさえこうなのだから、もし立場が逆だったらどれだけの人が敵国の子供を引き取って育てるなど出来たのだろうか…と思ってしまいます。

昭和を中心とした現代史を研究している保坂正康さんという方がいます。この方も、戦争経験者に一人一人会って、表には出なかった貴重な声を集めています。「記憶を父とし、記録を母として教訓という子を生み、育て次代に託していく」という信念のもと、聞き書きを行ってきたそうです。保坂さんは、「戦争経験者の話は聞く側にもその重さを背負う覚悟が必要」と言ってますが、この聞き書きは、読むのが辛すぎてなかなか進みませんでした…。

山崎豊子さんの生涯もまさに同じで、名も無き人たちから、泡のように消えてなくなる運命にあった声をしっかりと受け止め、次の世代へ託しています。先日放送のNHKスペシャル「戦争と人間を見つめて」で山崎豊子さんは「大地の子」執筆の際、「泣きながら取材をしたのはこれが初めて」と仰っていたので、たくさんの人と苦悩を共にしてこの作品を書いたのでしょう。こうした戦争を知っている世代の人たちの話を、もっとよく聞いておこう…とあらためて思いました。豊子さんの作品は「沈まぬ太陽」しか読んだことがないのですが、「大地の子」は読んでみようかなと思います。自分は読書量が少ないので恥ずかしいのですが……

ドラマは、一心が労改で働いているのをお父さんが突きとめて迎えに行くところまで進んでます。それにしても、文化大革命のこととかあまりにも知らなすぎて、密かに恥じ入りました。これを機に色々勉強しよう……(゜_゜;)。
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